坂本達の西アフリカ・ギニア井戸掘りプロジェクト
 

 

ブータンは最近、GNH(国民総幸福量)の概念で話題になっている、ヒマラヤにある小さな国。国土の面積は九州と同じ位、チベット仏教の国です。

自転車世界一周中に出会った友人ソナムさん(著書『やった。』に登場)と、幼稚園・小学校が不足していて教育を受けられない村の子どもたちに、学校を設立しようというプロジェクトを進めていましたが、 3年の準備期間を経て教育省からの認可が下り、昨年(2007年)、実現に向かうことになりました。

場所はブムタンという、首都ティンプーから260キロ離れた谷。標高3,000メートル級の峠を3つ越えて10時間かかります。ここは僕が担当している早稲田大学の講義(「地球体験から学ぶ異文化理解」)のスタディーツアーで毎年 8 月に10日間ほど訪問しており、今年も 12 人の大学生を引率しました。今年で 3 年目の訪問なります。
(1期生のレポート 2期生が作成した講義紹介

この幼稚園&小学校支援プロジェクトは、ブムタンで毎年早稲田大学のスタディーツアーを受け入れてくれる小中学校があり、農家が分担して全員のホームステイを引き受けてくれ、僧院では修行僧たちと交流する機会をもらうなど、村への「恩返し」の意味もあります。

ソナムさんの家族が中心となって進めているこのプロジェクト、ソナムさんは幼稚園の先生としてのトレーニングもすませたそうです。いずれは小学校とともに、ブムタンのみんなが使うことができる図書館も作りたいね、と夢が膨らんでいます。少しずつ図書館の本(英語やブータンの言語の絵本)を集めているところです。

これからも図書館の本を集めたり、学ぶお金がない子どもたちへの奨学金制度などを作ったりして、支援を続けたいと思っています。支援資金は、著書の印税やご寄付ではなく講演会で学校や企業回りでいただく謝礼です。これからも誠意を込めて一連の活動を続けていきますので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。


以下、建設の様子です( 2008 年 8 月 5 日撮影)

石は大きな金槌などで割り、形を整えて壁などに使用
 

ブータンの伝統的な石積み工法といっても、今はちゃんと鉄筋を使用しています
 
できあがっていく窓枠は、すべて職人さんの手作業
 
ブータン人の建築職人7人の他、インド人労働者を含めて15人ほどが建築に携わっていた!
 
大量の砂や砂利を使用。右後ろに見える白い旗は「ダルシン」という経文が書かれた布。風が布に書かれたお経を詠んでくれ、人が住む村などに届けてくれる(!)。ブータンはチベット仏教を国教としていて、敬謙な仏教徒が多い
 
ブムタン谷のソナムさん(左)と、旦那さんのジグメさん。この2人とソナムさんのお父さんが中心となって、このプロジェクトを進めています
 

1エーカーの敷地に、ソナムさん夫婦の住居(手前のトタン屋根)と学校ができる予定。ロケーションは少し町外れで病院が近くにある、とてもいい環境です。いずれはここに誰もが利用できる図書館を作りたいと思っています。
 
 



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