坂本達の西アフリカ・ギニア井戸掘りプロジェクト
 

 

自転車世界一周中に出会った友人ソナムさん(著書『やった。』に登場)と進めていた、ブムタンでの「幼稚園・小学校建設&支援プロジェクト」。教育を受けられない子どもたちのために学校を設立しようと、2004年から準備をしていた学校が2007年に着工、およそ2年かかって今年5月に完成しました。

場所は、毎年早稲田大学のスタディーツアー(「地球体験から学ぶ異文化理解」)でお世話になっているブムタンという地域。首都ティンプーから約260キロ、ヒマラヤ山中なので標高3,000メートル以上の峠を3つ越え、グネグネ道をバスで約10時間かかります。ブムタンの標高は2,550メートル、冬の冷え込みは相当で春先もかなり冷え込みます。
(※2012年、ティンプーとブムタン間の国内線が就航したそうです。首都からわずか20〜30分とのこと!)

このプロジェクト、教育省の認可が下りるまでに3年、平行して進めていた予算や設計図のやり取りにも時間がかかり、さらに冬のブムタンは寒すぎて工事ができず、建築資材の納品が遅れたりで想像以上に大変でした。しかし、こうして何とか実現にこじつけることができたのは、たくさんの方々の理解やご支援の賜ですが、やはり何か「大きな力」がどこかにあったような気がしてなりません。


2009年5月3日(日)、ブムタン初の幼稚園「JAMYANG LOSEL DAYCARE CENTER」 の開校式に招待され、僕も「ゴ」という民族衣装を着て出席しました。が!建物を見ると一部未完成……というか、一部しか完成していない、と言った方が正しいかもしれません。ドアと窓が入っておらず、床や塗装もこれからといったところ。ブータンでは建物が完成していなくても「開校式」をして運営を始め、使えるところを使いながら完成させるのはよくあるそうです。完全な「完成」まであと4ヶ月かかるようです(昨年の8月時点では、12月完成予定でした)。

チベット仏教のブータンですので、開校式の日程も、学校の名前もてラマ(高僧)によって決められました。ラマによって行われた式の後は、たくさんの食事やお酒が振る舞われてブータンらしい一日でした。今回のプロジェクトの総責任者はソナムさんのお父さんで、ソナムさんと旦那のジグメさんが一緒に携わっています。多くの人がお酒やお祝いを持って訪れていました。

5月11日(月)が初登校で、18人の子どもたちが入学したと連絡が入りました。3人の地元出身の女性が先生です。活動資金は講演会などでいただく謝礼です。今後は学ぶお金がない子どもたちへの奨学金制度などを作ったりして支援を続けていきたいと思っています。

このように活動が続けられること、勤務先やその他たくさんの人たちに理解して応援していただけることに改めて感謝しています。これからもご支援よろしくお願いします!

2009年5月21日

 


式典は高僧によって執り行われた。式の日取りは高僧によって「縁起のよい日」が選ばれます。

開校式のプジャ(儀式)
 

テープカット

手前仮校舎 後ろ建設途中

次々とお祝いを持って現れる村人たち。この方はお酒を持ってこられました。

お祝いのお酒と、豪華な食事が振る舞われました!

JICAの矢部所長もプライベートで参席してくださいました。

ソナムさんと幼稚園の先生

ソナムさん(左端)、ソナムさんのお父さん、旦那さん(右端)。今回のプロジェクトを進めているメンバーです。
 

 


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