1995年に単独自転車世界一周の旅に出てからちょうど今年で20年。今度は坂本家4人で夏休みなどを利用して最長で8年かけて6大陸を巡る冒険に出ます。ご支援してくださっている皆さまに感謝しながら家族4人、チームの力を合わせて世界の家族や異なる大陸の文化に出会います。応援よろしくお願いします!


 
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ゴール!!
大雨が嘘だったかのようにどんどん晴れていく。大きな道路標識。たくさんの車。複雑な道。いくつもある信号。独特な匂い。もう街だということを気付かせてくれる。ゴールのwarm showers宅へ到着。健太郎と康次郎が今までにないくらい走りまわって遊んでいる。眠る前、「じてんしゃのたびがおわってうれしい!!」と健太郎。そうか、ホッとして嬉しくて興奮して走っていたのか。明日はどういう道か、どこまでがんばるのか、どこへ泊まるか、誰と出逢うか、想像できない日々をよく乗り越えてきたね。大雨の日も、暑かった日も、夜遅くに着いた日も、寒くて目が覚めた日も、長い距離を走った日も、坂道ばっかりだった日も、健太郎ががんばって漕いでいた姿を思い出すと今にも泣いてしまいそうだよ。康次郎も初めての連結自転車がんばったね。練習では愛想を振りまいてばかりで、ちゃんと漕いでくれるのか心配だったけど、父ちゃんが疲れたときは力になってくれたね。何よりムードメーカーで、いつもみんなを元気にしてくれてありがとう。後半、体調が万全ではなくなったため予定より早く着いてしまったが、それもまた旅。少しゆっくり休もう。朝もゆっくり眠ろう。木々の緑がうっすらと黄色くなり始め、アラスカの早い秋を感じさせている。
旅日記にお付き合いいただきありがとうございます。メッセージに返信できなかったにもかかわらず、いつも数々の励ましのお言葉をありがとうございました。
カナダ、アラスカで出逢った全ての方々、ありがとうございました。出逢った中でひとりでも欠けては、素晴らしい旅にはなりませんでした。必然の出逢いに感謝しています。私たちを目の前に、みなさんが「チャレンジすることは素晴らしい!」と応援してくれたおかげです。「ただ心配する」のではなく「達成させるために彼らに何が必要か」と考え、手を差し伸べていただいたおかげでここまで来ることができました。
今回の北米遠征では自然に対して感謝し、どんな天気でも受け入れ、思い通りに行かないことがあっても「最後は良い方向へいく」と信じて進むことができました。今回も家族4人で話し合いながら、試行錯誤しながら私たちなりのチャレンジができたことを嬉しく思います。みなさまのおかげです。ありがとうございました。(by佳香)


The sky was getting clear.  I just couldn’t believe we had heavy rain showers some moments ago.  We found a big road sign, lots of cars, complicated roads, and many traffic lights.  A unique smell made us find that the town was almost there.  At the end, we reached the Warm Showers’ home, our final destination.  Kentaro and Kojiro were running and playing endlessly.  Kentaro told me “I am happy that our bike journey finally ended,” before he slept.  Now, I found out that he was relieved and exited to run around happily then.
I wanted to appreciate you, Kentaro, for your patience.  You had overcome the tough days when you could hardly imagine where to ride the following day, how much to hang on, where to stay, and who to meet with.  I thought back the journey days and almost fall into crying for your challenge to go on riding.  You had kept riding even on heavy rainy days, on hot days, even on days when we got late at night, on days too freezing for you to keep sleeping in the tent, on days for you to be made to ride in the long distance, or on days for you to be forced to ride in all high steeps.
Kojiro, you also made an enough effort with a connected bike for the first time in your whole life.  When we practiced riding before we left Japan, you made us fun all the time.  I was actually anxious that you would be able to ride a bike in the journey.  Besides, you gave your father a big help when he felt tired, and you always cheered us up.  I sincerely appreciate you two for what you have done for us all.
In the latter half of the journey, we were not in good shape, so we got to the final destination earlier than we had planned.  However, this is also what the journey is all about. After we come back, we will take a rest for a while, and have enough sleep.  Gradually, the leaves are turning yellow, and it makes me feel we are in the early fall in Alaska.
I want to say thank you for reading our journey journal.  We always appreciate your kind words and cheers, but at the same time I feel sorry that we were not able to reply to your messages.
I also want to say thank all of you we met in Canada and Alaska.  Each and every one of you constitutes an essential part to build up the wonderful experiences and to complete our great journey.  I feel gratitude for the encounters we are destined to have. You gave us a big support, saying to us “Challenging something is always great!”  Furthermore, you were not just worried, but you thought what you should do for us to reach the goal.  That is why we accomplished the journey in this stage.
In this journey in North America, we appreciated the nature, accepted every kind of weather, even the ones we didn’t want, just believed that everything would finally be all right, even under the annoying situations, and made progress step by step.  I was glad that we had achieved our own challenging goal by talking to each other in the family, and moreover by trying, reflecting, and then trying again and again.
Thank you very much for your deep understanding and considerable supports.

To all the Canadians and the Alaskans we have met,
We have arrived at Fairbanks from Calgary.
Finally we did it!
Thank you for having us!
Thank you for supporting us!
Thank you for helping us!
Thank you for everything you have done for us!

Tatsu, Yoshika, Kentaro, and Kojiro

 

今年、長男が小学校へ入学、次男が幼稚園の年中になります。これまでの遠征で子どもたちは、日本の当たり前が当たり前ではないことを実感していました(言葉が通じない、カレーやうどんが普通に食べられない、水道がなく水が自由に使えない、お風呂に入れない、おもちゃが無いなど)。物が無いなら無いなりに生活し、初めて出会う家族に何度も何度もお世話になり、健太郎は見ず知らずの巡礼者に自転車を担いでもらい、子どもたちなりに色々なことを感じていたようです。
2015年の第1ステージ以降、子どもたちの走り方も変わってきて、今年から次男が連結トレーラーかタンデムで走ることになります。第3ステージは6月初旬~8月末まで、カナダとアラスカ走行を予定しています。勤務先の理解や協力だけでなく、各方面からのご支援をいただきながらチャレンジします。約3カ月間、力を合わせて頑張ります。応援よろしくお願いいたします!

Our eldest son entered the elementary school, and our second son became the second-year student of the kindergarten this spring. Through all the adventures they had, they have realized that their ordinary lives are not ordinary. This is because they were not able to make themselves understood in Japanese, to eat curry and rice and noodles, to use water as much as they wanted, to take a bath, and to play with their favorite toys. However, they have started to learn something by themselves under the circumstances where even though they do not have enough things, they have to go on, and where local families are always kind to us. In the second stage, Kentaro, out second son, got a big help from a pilgrim, who was a total stranger. He was kind enough to carry Kentaro’s bike.
In the first stage, our sons were too small to ride their bikes on their own, but now they are growing up. The eldest son has ridden a bike by himself since the beginning of the second stage, and the second son is going to ride a bike trailer or a tandem from this coming third stage. The third stage lasts from the begging of June to the end of August, 2017. We are running in Canada and Alaska with the understanding and cooperation from my office, and with the warm support from everyone around us. We will try the best we can during this three months.

 

1995年に単独自転車世界一周の旅に出てからちょうど20年の2015年、今度は家族4人で夏休みなどを利用して最長で8年かけて6大陸を自転車で巡る「坂本家6大陸大冒険」がスタートしました。
第1ステージはニュージーランドを3カ月、第2ステージはスペイン・ポルトガル・スイスを同じく3カ月、多くの出会いに助けられ無事に走り切ることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。ご支援してくださっている皆さまに感謝しながら家族4人、チームの力を合わせて世界中の家族や異なる大陸の文化にふれあう大冒険を続けていきます。応援よろしくお願いします!

Twenty years have passed since my sole round-the-world trip by bike started. In 2015, great six-continent adventure by Sakamotos began. This means that four members of the Sakamotos have traveled through six continents by bike for at most eight years.
With a lot of tremendous encounters, we finished three-month riding in New Zealand in the first stage, and in Spain, Portugal, and Switzerland in the second stage. We, the Sakamotos, will continue these adventures in which we will be able to meet the various families and cultures all over the world. We sincerely appreciate your generous support.

 

1st stage / 10.2015 - 1.2016
 
2nd stage / 6 - 9.2016

 

 

 
     
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パタゴニア
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6月
Jun.
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Aug.
 
 
◼2017.8.4(Facebookより)

“This is Alaska!”
「これがアラスカ!」
飛行機でジュノーからアンカレッジ入り。たくさんの方々にお世話になりながらアラスカ走行のアドバイスをいただき、ワシラの先からフェアバンクスを目指して自転車スタート。昨日の大雨とは打って変わり、お陽さまに恵まれての走行。川でサーモン釣りのおじさんを応援したり、石を投げたり、岩山を上ったりと相変わらず脱線する健康兄弟。お世話になるwarm shower宅に近づくと、山火事のためか枝の無くなったまっ黒な木々が不気味に続いている。
犬ぞりの犬15頭と暮らすエレイン。ドライキャビン(水道やトイレの無い小屋)を貸してもらう。3年前に大きな山火事があり、家は燃えなかったが温室や物置、周りの木々が消失してしまったそう。「力が抜けて、何もする気が起きなかったわ」という。ようやく枯れた木などの処理が終わるということで、早速私たちもできることをお手伝い。
夕食後、走行ルートの相談。「デナリ山のビューポイントにはいつ到着する予定?」とエレイン。「うーん。3日後かなぁ」と言うと「それじゃ遅いわ。来週から雨だから、せっかくの素晴らしいデナリ山が見られないかもしれないわね。私がピックアップで送っていく!!」…せっかくだけれど、私たちは自転車で行く気満々のルートだったので丁重にお断りすると「NO!!!アラスカ経験年長者の言うことを聞きなさい!私は69歳、ずっとここで生活しているのよ。」とピシャリ。どうしよう、エレインだって短い夏の間に片づけをしなければいけないし…。が結局、私たちを思うエレインの気持ちと突き刺さるような視線に負けて送ってもらうことに。お礼を言うと“This is Alaska!(これがアラスカよ!)”と嬉しそうなエレイン。子どもたちは「途中まで送ってくれるんやって!サンキュー!」と無邪気に喜んでいる。
私は雄大なデナリ山を見つめながら走りたい気持ちが残っていた。空をぼんやり眺めながら、現地の人のアドバイスに耳を傾けながら進んできた2ヶ月間を振り返る。予定が変わってしまったが、きっと良い結果が待っているはず。自分に言い聞かせながら眠りにつく。(佳)
     
スレッドドッグ(犬ぞりの犬)に餌を上げるエレイン   ウィローのWarm showers に到着!
山火事で燃えた木が痛々しい
  Warm showers宅の畑のズッキーニを丸かじり   サーモンが遡上してくる川で寄り道
             
     
ワシラからはしばらく自転車トレイルが続く   フェアバンクスまで続くパークスハイウェイ
出来るだけ車道から離れて走行
  3年前の山火事の片づけが今も続く   エレインがフェアバンクスまでのルートのアドバイスをしてくれる
             
     
2泊お世話になったドライキャビン(水道、トイレなし)   土地片づけのお手伝い   地面に残った枝などを4wheelerでかき集める   山火事の後にソバを植えていた
夏は日照時間が長いのでよく育つ!
             
         
夕食後のデザートはブラウニーとアイスクリーム
がんばった日のスイーツは特別美味しい
  ウィローでは暗くなるのが午後11時ごろ        
             
 
◼2017.8.7(Facebookより)
Anchorage to Fairbanks (Parks Highway) , Alaska, USA

「がんばったらいいことある!」
パークス ハイウェイ アメリカ、アラスカ州
「ここがデナリまで最後のスーパーだから、積める限りの食料を買っておきなさい」とエレインがスーパーに寄ってくれる。値段は高いが、ドライフルーツ、ナッツ、クラッカー、パン、チーズなどを購入してバックの隙間に押し込んでいく。
あっという間に50キロ先のView point Southに到着。「ああ、デナリ山!」雪を被った姿がはっきり見える。「これを見せたかったのよ!」と嬉しそうなエレイン。また導いてもらったんだなぁ、としばらく山をみつめる。
「遅くなってしまったから、キャンプ場まで送ってあげる」という、何ともありがたい申し出を断ってしまった。自転車に乗りたい、走りたい気持ちだった。「じゃあ、助けが必要ならいつでも電話して!どこでも飛んでいくから」とハグをしてお別れ。ここから20キロ先のキャンプ場目指して出発。時間はすでに午前11時半を回っている。しばらくして、「ああ、乗せてもらえばよかった!!」と後悔する上り坂が続く。さすがの健太郎も「あーーー!」と声を出してつらそうだ。
出発が遅かったため、康次郎が気になる。もう13時、昼寝しないように補給食のタイミングと量に気を遣う。励まし合ってキャンプ場に到着したのは15時…。遅すぎる昼食を済ませて、井戸水を汲んで濾過して飲み水を作り、テントの設営、恐ろしく冷たい川の水を浴びる。あっと言う間に晩ご飯の時間だ。
アンカレッジでお世話になった日本人夫婦に教えてもらったフリーズドライフード。なんと調理用ガスが不足してしまい、お湯をもらえないか隣のキャンピングカーにお願いにいくと、「アラスカを家族で、それも自転車で!?もちろん沸かしてあげるわ」と用意してくれる。しばらくしてもらいにいくと、お湯はもちろん、チェリーを袋ごと、すもも2つ、桃、りんご、そして「もう使わないから運べそうなら使って」とガスグリルとカートリッジ2個!さらに食後、「店もないし、自転車では運べないでしょう?」とマリーがアイスを持ってきてくれた!!今日が旅の最終日と言っていたから、最後の夜にみんなで食べるはずだったアイスを私たちにくれたのだ。子どもたちは目を大きく見開き飛びあがって喜ぶ。「This is Alaska. 困ったことがあれば、みんな助けてくれるからね。よく頑張っているわ!」。子どもたちが「きょうがんばったから、いいこといっぱいあったなー!」とアイスを一口ずつ大切に口に運ぶ。本当に、このような出逢いとタイミングに感謝です。

     
エレインのドライキャビンからの朝焼け   キャンプ代(20ドル)は封筒に入れてポストへ
到着順に好きなキャンプサイトを見つけて、30分以内にそのサイトの番号と共に支払う
  井戸水をフィルターでろ過
「井戸水は煮沸してください」との注意書きあり
  アンカレッジから来たマーク&マリー夫妻。元学校の先生だったそう。
ガスグリルや食料などの差し入れ、ありがとうございました!!!
             
     
デナリ山を正面に、「これを見せたかったのよ!」とエレイン
カッコイイ山!
  エレインと記念撮影
予報通り翌日から天気が崩れて、デナリの雄姿が見えたのはこの日が最後だった。感謝
  アンカレッジから143マイル
遅い時間のスタートはきつい
  この日のキャンプ場、やっと着いた~~
             
     
15時にやっとランチ!   MSRのテント設営中   シャワーの代わりに川で水浴び。冷たい~   クマにテントを襲われないように、食料や調理用グリルなどはすべてこのフードロッカー(コンテナ)に入れておく
キャンプ場には大体設置されているが、ない場合は高い木などに吊るしておく
             
       
キャンプでまさかのアイスクリーム!!
それも高級品(笑)!
  翌朝、いただいたグリルでパンを焼く!!
朝は冷え込むので本当にありがたいのです~
  レンジャーに食べられるベリーを教えてもらう
中には毒がある種類もあるとのこと
   
             
 

◼2017.8.11(Facebookより)
Anchorage to Fairbanks (Parks Highway) , Alaska, USA

「乗り越えること」
テントの中、夜中に寒さで目が覚める。持っている服を全て出して、子どもたちにもかける。軽くするために夏用テントを選んだので仕方がない。頭までダウンのシュラフに包まっても、トイレに行って一気に冷えてしまった身体はなかなか温まってくれない。子どもたちも熟睡できていない様子で朝を迎える。テントを撤収し、おひさまに挨拶して出発。みんなだるそうにぼんやりしながら走る。キャンプも4日目、しかも毎日相当な距離を走っている。今日は39キロ。体調が良くてもきつい距離なのにアップダウンも多い。大丈夫だろうか。
静寂の中、自分の息遣いだけが聞こえる。「苦しい」「きつい」「眠たい」頭の中で言葉がグルグル回る。ここは一体どこを走っているのだろう。アラスカ?健太郎は大丈夫だろうか?健太郎は2度の遠征を経て「進まなければ泊まるところがない」とわかっているため、自転車を投げ出すことはなくなった。弱音も滅多に吐かない。吐くときはどうしようもなくつらいときだ。励ましながら進んでいると、鳥の声がしてハッと顔を上げる。目の前には見たこともない景色が広がっていた。もったいない!この景色を満喫していないなんて。走らなければいけないのなら楽しまなければ。つらいだろうけれど、健太郎にもこの景色を目に焼き付けておいてもらいたい。
2人に無理させないように、いつもより休憩を多く取りながら進む。「今日は屋根のある部屋に泊まろうね、小さいけどお店があるから好きなものを買って食べよう、温かいシャワーも浴びられるかも」と話しながら進んでいると、康次郎が眠ってしまいそうなのが後姿からわかる。どうしよう、あとまだ20キロもある。「動物でも虫でも出てきてください!」と思っていると、キャンピングカーを停めて、休憩している夫婦がいた。よかった!「水を分けてもらおう」。水を補給できる場所が限られているので心配事が一つ減る。ニューヨークから来ていた夫婦で、すぐに全員の水を補給してくれた。
優しい夫婦に励まされ、子どもたちも疲れ顔から少しほっとした顔になった。そして大きな手作りのブラウニーを分けてくれる。この世のものとは思えないくらい美味しくて、美味しくて、涙が出るほど美味しかった。康次郎の目がぱちっと開いて、このブラウニーが残り20キロの道のりを助けてくれた。心もお腹も満たされ、「無理かもしれない」から「絶対に着ける!」に変わり、とにかくがむしゃらに漕いだ。目的地、Cantwell到着。食料品店を見つけ、嬉しくて、嬉しくて店の中を何周も何周もしてしまう。結局みんなが選んだのはカップラーメン。体調が万全でない中、よく峠越えの39キロも走ることができたなと思う。これまでで一番厳しい日だった。健太郎、康次郎のがんばりに胸が熱くなる。ラーメンの美味しさに感激しながら、疲れでしばらく動けずにいる。

     
パーキングで休憩中だったニューヨークから来た夫婦。水だけでなく、ブラウニーまで分けてくれた。この人たちがいなかったら残り20キロは絶対に走り切れなかった
  朝ご飯の準備
康次郎は爆睡中
  この日、がんばったご褒美はホットチョコレート!!!
  本当にがんばったね!
             
     
お父ちゃん、この日は井戸の水で頭を洗う
  次は健太郎
  そして康次郎、最後に母ちゃん!
井戸水、冷たい~~
  テントからの日没(午前零時近く)
             
     
寒くて寒くてテントの中で朝ご飯
朝6時半、まだまだ眠たい
  Cantwell まで54マイル(76キロ)!
  きつい上りは歩く!   ツンドラの林を走る
朝9時前
             
     
今日もテント設営~
MSRの超軽量テント、パパハバNX
4人用テントで、なんと総重量 2960g !
4人で寝ても荷物を置くスペース余裕
  この日は川で水浴び父ちゃん   撤収!!   朝の太陽を浴びながらひたすら漕ぐ
             
     
健太郎は今年で走行3年目、相当走れるようになった
  360度この景色
どうか覚えていてほしい
  久しぶりの新鮮な果物!
お腹が満たされるまでブルーベリーをひたすら食べ続ける
  間もなくパークスハイウェイで最も高い峠、ボードパスにさしかかる
             
         
ボードパス(峠)からの眺め
美しさに心が癒される
  もうすぐデナリ!
 
   
             
 

◼2017.8.12(Facebookより)
Anchorage to Fairbanks (Parks Highway) , Cantwell, Alaska, USA

「当たり前のものはない」
食料品店のテーブルでしばらく茫然と休み、今日は宿で休みたい!と宿を探すが、小さな町なので2軒しかロッジがない。1軒目は満室。教えてもらったもう1軒の宿へ「どうか空いていますように」と願いながら向かう。もう5時半を回っていた。陽気なオーナーのロッドと仲間のドックが「家族で自転車旅しているなんて客、初めてだよ!すごいな!!ドライキャビンが空いてるよ、安くしてあげる!」と歓迎してくれる。よかった、今日は屋根があるところで寝られるんだ。お世辞にもきれいとは言えないキャビンでベッドは2つしかないが、私たちにはキラキラ光って見えた。4人だからとタオルを山盛り持ってきてくれ、石けんなんて6個も。そんなに汚れて見えたのかしら私たち…。
ドックが「よし、待ってな、パスタを食べさせてやる!もちろんお金はいらないよ」と支度してくれる。「本当に!?」疲れで作る気力がなかったので嬉しくてたまらない。子どもたちとすぐさま共同シャワーへ。「温かいー!お湯が出るーーーーっ!!」と感激していると、ドックに「当たり前だよ!」と大笑いされる。
改装中の食堂に案内され、マンガのような山盛りパスタをいただく。手作りソースの美味しいこと…!噛むことを知らないのではと思うほど興奮している子どもたち、食べる、食べる。ドックは私たちが食べている姿を見て、「いやーこんなに喜んでもらえて嬉しいよ!ありがとう!」と繰り返す。豪快なパスタは、思いやりに満ち溢れた味だった。
明日はデナリ国立公園まで行きたいが45キロある。子どもたちの疲れがたまっている上、雨の予報なのでたどり着けないだろう。もう1泊して体調を整え天気を待つか、ヒッチハイクで移動しようかと考えていた。予定を聞かれたので状況を伝えると、ロッドがピックアップで送ってくれるという。「デナリの先の山を登る予定だからついでだよ」と言うが、天気予報は雨だし、本当なのだろうか??でもありがたく甘えることに。
暖かいベッド。寒さに怯えず眠れることが、こんなにもありがたく幸せなことなんて。居心地の良い世界から飛び出して困難を経験すると、全てのものが当たり前ではなく、感謝すべきものだとわかる。頭ではわかっていたつもりだったが、雄大な山や大自然を前に身体の奥底から気付かされた。水、お湯、食料、暖かい部屋、毛布、電気、ありがとうございます。ロッドとドックの温かさに、心もじわじわ満たされていく。健康兄弟は何を感じているだろうか。

     
「待ってな、パスタを食べさせてやるから!」
陽気なドック
  泊ったドライキャビン
ベッド、ヒーター、電気があるだけだったが幸せだった
  ようこそ、Cantwellへ   漫画のような山盛りパスタ!
ドック、ありがとう!!
             
       
子どもたち、すごい勢いで食べる、食べる!
ちゃんと噛んでる?
  何と完食!!   同じキャビンがいくつか並ぶ
天候が崩れ始めてきた・・・
 
             
 
◼2017.8.15(Facebookより)
Anchorage to Fairbanks (Parks Highway), Alaska, USA

どうしても会いたかった人
達さんから「アラスカでどうしても会わせたい人がいる」と聞いていた。トラッパー伊藤さん。その名の通り、トラッピング(罠猟)で暮らしていた人だ。達さんが世界一周中に出逢った時は、ハンティングガイドもしていたという。18年前に手紙を送ってから連絡先がわかなくなっていたので半分諦めていたが、アンカレッジ在住の日本人を通じて連絡を取ることができた。
4日ぶりに電波のあるCantwellで連絡すると、現在ツアーガイドをしている伊藤さんは明日しか空いていないという。こちらは自転車なのでどう頑張っても間に合わない。電話を切って子どもを交えて話し合い。翌日ダメもとで、やっぱりどうしても家族で会いたいことを伝えると、なんとピックアップトラックで会いに来てくれるという!
健康兄弟にどれだけ伝わるかと思っていたが、アラスカでの生活、野生動物、猟、先住民の話をおもしろおかしく話す様子に、子どもたちは目をキラキラさせて耳を傾ける。やはりアラスカ、クマの話題には事欠かないようで、昔から最新のクマ遭遇情報まで限りなく教えてくれる。
「熊は妊娠しても冬眠まではお腹が大きくならない」「「冬眠明けの熊の胃袋はにぎり拳くらいの大きさ」「ビーバーの毛皮が一番暖かい」「雷鳥はかなりおいしい」「ヤマアラシの匂いは強烈で重層で煮て匂いを消す」などなど…知らないことばかり。子どもたちはこういう暮らしもある、ということを身近に感じてくれただろうか。今もご縁が続いていることに感謝です。トラッパー伊藤さん、ありがとうございました。

     
トラッパー伊藤さんがアラスカのこと、野生動植・植物の ことを色々教えてくれた
健太郎は興味津々

  どこまでもツンドラが広がる!
歩くと地面がふかふかしている

  当日にもかかわらずお会いすることが出来たご縁に感謝!
いつまでもお元気な伊藤さん

  伊藤さんがハンティングしたブラックベアー、グリズリー ベアーの毛皮、様々な動物の毛皮や頭蓋骨が並んでいた! !
             
     
エイトマイルレイク付近のブルーベリー!
  ブルーベリーを集める健太郎
なぜか大きな石を運ぶ康次郎

  ブルーベリーを一気飲み!!
  クローベリー!
             
     
座り込むと周りに沢山のベリーがある幸せ
エイトマイルレイク

  クランベリー!
  「ジュノーで見たビーバーのしっぽと同じ!」
冷凍しっぽを見せてもらってビックリ。もちろん食用!

  カチコチの冷凍です
             
         
アラスカの夏は短いが、日照時間が長いので巨大に育つ野 菜もあるそうです。ウサギやムース(ヘラジカ)に食べら れてしまうともしばしば・・・
  ご縁が続いていることに感謝です。
トラッパー伊藤さん、ありがとうございました!

       
             
 
◼2017.8.20(Facebookより)
Fairbanks, Alaska, USA
Goal of the 3rd stage!!

ゴール!!
大雨が嘘だったかのようにどんどん晴れていく。大きな道路標識。たくさんの車。複雑な道。いくつもある信号。独特な匂い。もう街だということを気付かせてくれる。ゴールのwarm showers宅へ到着。健太郎と康次郎が今までにないくらい走りまわって遊んでいる。眠る前、「じてんしゃのたびがおわってうれしい!!」と健太郎。そうか、ホッとして嬉しくて興奮して走っていたのか。明日はどういう道か、どこまでがんばるのか、どこへ泊まるか、誰と出逢うか、想像できない日々をよく乗り越えてきたね。大雨の日も、暑かった日も、夜遅くに着いた日も、寒くて目が覚めた日も、長い距離を走った日も、坂道ばっかりだった日も、健太郎ががんばって漕いでいた姿を思い出すと今にも泣いてしまいそうだよ。康次郎も初めての連結自転車がんばったね。練習では愛想を振りまいてばかりで、ちゃんと漕いでくれるのか心配だったけど、父ちゃんが疲れたときは力になってくれたね。何よりムードメーカーで、いつもみんなを元気にしてくれてありがとう。
後半、体調が万全ではなくなったため予定より早く着いてしまったが、それもまた旅。少しゆっくり休もう。朝もゆっくり眠ろう。木々の緑がうっすらと黄色くなり始め、アラスカの早い秋を感じさせている。
旅日記にお付き合いいただきありがとうございます。メッセージに返信できなかったにもかかわらず、いつも数々の励ましのお言葉をありがとうございました。
カナダ、アラスカで出逢った全ての方々、ありがとうございました。出逢った中でひとりでも欠けては、素晴らしい旅にはなりませんでした。必然の出逢いに感謝しています。私たちを目の前に、みなさんが「チャレンジすることは素晴らしい!」と応援してくれたおかげです。「ただ心配する」のではなく「達成させるために彼らに何が必要か」と考え、手を差し伸べていただいたおかげでここまで来ることができました。
今回の北米遠征では自然に対して感謝し、どんな天気でも受け入れ、思い通りに行かないことがあっても「最後は良い方向へいく」と信じて進むことができました。今回も家族4人で話し合いながら、試行錯誤しながら私たちなりのチャレンジができたことを嬉しく思います。みなさまのおかげです。ありがとうございました。

To all the Canadians and the Alaskans we have met,
We have arrived at Fairbanks from Calgary.
Finally we did it!
Thank you for having us!
Thank you for supporting us!
Thank you for helping us!
Thank you for everything you have done for us!

Tatsu, Yoshika, Kentaro, and Kojiro

     
フェアバンクスのwarm shwers宅にゴール!
父ちゃん、本当にありがとう!!!!!!!

  小さなスーパーで休憩
さあ、雨が降っているけどがんばろう!!

  「フェアバンクス!!!」
  大きな水たまりが楽しい!
             
     
小雨になり、スナックタイム
  自転車道があり、子どもたちの心配をせずに走ることので きる安心感!
  道中トナカイを発見!
  雁の姿をみて、涙が出そうになる
ここから何千キロも離れたところまで飛んでいく。
遠くは南米の先まで……!

             
       
この時期、沢山の渡り鳥がやってくる!   フェアバンクスのビジターセンター
  もうすぐ!
もうすぐ!

   
             
             
 

◼2017.8.30(Facebookより)
Great six-continets adventre The Sakamotos
3rd stage, Canada-Alaska, We are back in Japan!

第3ステージ北米大陸、無事帰国しました!
カナダのカルガリーからアラスカのフェアバンクスまで約3カ月、実走約800キロ。たくさんの応援をありがとうございました。今回Facebookは妻の佳香が書いてくれました。
企画段階では「そんなに小さい子を連れて大丈夫?」と言われることもありましたが、いったん始まれば「家族で自転車、そんな素晴らしいことは無い!」「何か私たちに出来できることはある?」と言う出会いばかり。現地ではたくさんの人が親身になったアドバイスをくれ、危険な道はピックアップトラックに乗せてくれたり、食事やテントを張る場所を提供してくれたり、補給が困難な時には食料や水を分けてくれたりしました。子連れということでサポートしていただく機会は多かったと思いますが、純粋に「チャレンジすること」に対してたくさんの励ましをいただいた気がします。
今回はカナダとアラスカのサイクリストのコミュニティに連絡を取ってお世話になったので(計16家族)、現地の生活や文化(家族やペットとの交流、食事、遊び・スポーツ、畑や掃除の手伝いなど)に触れることができたのが良かったです。カナダ人のおおらかさ、ハイダ族の温かさ、アラスカ人のワイルド&優しさに触れました。
走行は最長で一日49キロ。峠越え、雨、暑さ・寒さ、ブラックベアとの遭遇、悪天候でのキャンプもありましたが、幸い大きな怪我などありませんでした。今年小学校に入学した健太郎は先生とクラスメイトから手紙を受け取り、康次郎も昨年同様幼稚園から応援して送り出してもらえました。今年から2人ともホームシックが無くなりました。来年の第4ステージは康次郎が「おれ、ひとりでこぐから!」と単独走を熱望しています。果たしてどうなるでしょうか…。
今回の第3ステージ、勤務先のミキハウスはもちろん、スポンサー各位からのご理解とご支援をいただき、何より無事にゴール・帰国できたことに改めて心から感謝しています。改めてありがとうございました。

坂本達

     
無事、帰国しました!
関西空港
Facebookを通じての応援、ありがとうございまし た!

  犬ぞりウェアーを体験中 エレインの家で
  スポンサーの皆様、私たちの力だけでは叶わない「夢への チャレンジ」のサポート、心より感謝申し上げます。あり がとうございます。
  寝る前のお楽しみ!!
             
     
アンカレッジ在住の日本人にサーモン釣りに連れて行って もらいました。キングサーモン!!
  新しい朝
希望に目覚め、努力に生き、感謝に眠る!

  ハイダ族ミュージアム
  日本からの仕送りを受け取り、感謝の笑顔
             
     
健太郎、ブラックベアと対話中
  様々なご縁がこうして「今」を創ってくれるのだと感謝の ひと時
ジュノーのメンデンホール氷河をバックに

  ムースのはく製(アウトドアショップ店内!)
  サーモンを40匹以上釣った友人宅にお邪魔中
             
     
エレインの家の敷地内で土運びのお手伝い
  果てしなく続く道 パークスハイウェイ 
  デナリ国立公園!
  焚火大好き!
             
     
アラスカの陽は長いので、テントだと子どもたちはなかな か寝てくれません・・・
  キャンプだとどうしても出発時間が遅くなるが、大地に眠 る感覚がいい!
  今まででナンバー1の美味しさ!!!!
フェアバンクスのホットリクスのいちご&チョコアイス。

  最後のホスト、フェアバンクスのマリリン
何から何まで助けてもらいました!

             
             
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