◼︎うえやま
6大陸大冒険という坂本家あげての壮大なプロジェクトですが、
アウトラインを教えてください。


◼︎達さん
ぼくは1995年から4年3ヶ月をかけて、
自転車で単独世界を一周しましたが、
あれからちょうど20年のタイミングで、
今度は家族4人で世界6大陸を自転車で巡るチャレンジです。
15年ぐらい前からの夢でした。

現在長男の健太郎が5才、次男の康次郎が2才ですが、
子どもたちの夏休みなどを利用して
最長8年かけて自転車で走破する計画です。
家族と一緒、特に子どもたちが小さいのでいろんな意味で冒険です。


◼︎うえやま

まず最初はどこからですか?


◼︎達さん
オセアニアというくくりで、
ニュージーランドです。
10月中旬から約3ヶ月の予定です。
とにかく安全面を考えたのと、
向こうは春から夏にかけてになりますが、
夏でも30度をこえることはあまりないようですし、
一年のなかで雨も比較的少ない時期なので、
走りやすいのではと思っています。


◼︎うえやま

どのような自転車スタイルになるのですか?


◼︎達さん

ぼくの自転車の後ろにチャイルドトレーラーといって、
後輪だけがついていて前の自転車のシートポストに
連結するものがあるのですが、そこに健太郎(長男)が乗ります。
佳香(奥さん)の自転車の後ろにチャイルドシートをつけて
康次郎(次男)が座ります。


◼︎うえやま

自転車に積む荷物の重量はどれくらいですか?


◼︎達さん

ぼくの荷物が約50キロ。
自分の自転車とチャイルドトレーラーをあわせて20キロ。
荷物のほとんどはぼくが積むようにしているので
それくらいになります。
佳香が前輪の両サイドで15キロ、後ろに康次郎が乗ります。


◼︎佳香さん

康次郎がどんどん大きくなるので(笑


◼︎うえやま

重いですよね。なかなかの重量ですよ。


◼︎達さん
慣れだと思うんですよ。
3~4日走れば、慣れてきます!
だんだん空気みたいになってきますから(笑


◼︎うえやま
荷物が重いと走行中のことも気になりますね。


◼︎達さん

そうですね。なので、まずは先進国で
道路環境も比較的良さそうで熱帯病の予防接種の必要のないところで
ニュージーランドから始めることにしたんです。
事故と病気には最も気をつけないといけないので、
まずは走るルートを慎重に練っています。

あと、幸運にも国際交流のネットワークで
現地の家族を紹介してもらうことができたので、
ステイさせてもらったり、
旅のルートとスケジュールを伝えておいて、
アドバイスをもらうようにしています。

万が一のときは、
日本総領事にも連絡がとれるようにしています。


◼︎佳香さん

私は健太郎がペダルをこぎながら、
寝ないかがちょっと心配です(笑


◼︎うえやま

健太郎くんの自転車は達さんと連結されているけど、
寝てしまうとコロリンと落ちてしまうかもってことですか?


◼︎達さん

そうです。
康次郎は、チャイルドシートで寝ても大丈夫なように
工夫をしているのですが、
健太郎は寝てしまうと落ちることがあるかも?ですね。


◼︎佳香さん

なので、私が後ろから監視しようかと(笑


◼︎達さん
それもあって午前中が勝負だと思っています。


◼︎うえやま

1日どのくらい走るんですか?


◼︎達さん

30~40キロぐらいを想定しています。
子どもたちがそれ以上持たないと思うので(笑

 

◼︎うえやま
家族4人となると装備のかなりのものですが、
準備は順調ですか?


◼︎達さん

あれもこれもとやっていると、本当にあっという間です(笑
自転車関係の装備は、全部ぼくがやっていますが、
ちょっとした細かなところが、
旅では大きなトラブルの元になるので
今できるところは、なるべく細かいところまで、
調整するようにしています。


◼︎うえやま

奥さんはどんな準備をされているのですか?


◼︎佳香さん

私は自転車のことは、まるでわからないのでお任せ状態です(笑
なので、旅の行程をネットや本などで調べながら計画しています。


◼︎うえやま

子どもたちを見ながら、いつやってるんですか?


◼︎佳香さん

夜中です(笑


◼︎うえやま

夜中っていうと、子どもが寝てからってことですか?


◼︎佳香さん

いえ、わたしも子どもと一緒に寝てしまうので、
3時、4時に起き出して、
パソコンと地図を開いてごそごそと。。。


◼︎達さん

だいたいぼくと入れ違いです(笑


◼︎佳香さん

いろいろ調べていると時間が経つのは、あっという間です。


◼︎うえやま

旅のスタイルは、どのような感じですか?


◼︎達さん

基本はキャンプにしようと思っています。
荷物が増えてしまうのが難点ですが、
家族でなんでもやってみたいので
キャンプ中心でいきたいと思っています。


◼︎佳香さん

誰かのお家の庭を使わせてもらうとか。


◼︎うえやま

それは、前もって連絡をしておいて?


◼︎佳香さん

もしキャンプ場までたどり着けなかった場合、
突撃となりのなんとかじゃないですけど、
直感を頼りに、突然、コンコン!というのも
あるのかと考えています。


◼︎達さん

「僕たち日本からやってきました。
家族でニュージーランドを自転車で走っています。
テントも食べ物もあります。あまりご迷惑でなければ、
一晩だけ庭先にテントを張らしていただけませんか?」
と、4人そろってお願いすれば、
OKしていただけるお宅もあるんじゃないかと(笑


◼︎うえやま

それはおもしろいですね。


◼︎達さん

一人のときと違って家族だと
別のつながりが生まれるんじゃないかと思っています。
そのご家庭にお子さんがいれば、
うちの子どもたちがどう触れ合っていくのか
それも楽しみのひとつです。

旅先で人に優しくされると、
その優しさが本当に身にしみます。
そのことを子どものうちに、経験することに
ぼくは大きな意味があると思っています。

今はまだ5歳と2歳なので小さいですが、
何かを感じとってくれればと期待しています。


◼︎うえやま

キャンプ以外で宿泊の予定はありますか?


◼︎達さん
wwoof(World Wide Opportunities on Oragnic Farms)に
お世話になろうかと計画しています。
wwoofは農場などで、1日農作業を手伝う代わりに
宿泊と食事を提供してもらうという仕組みです。


◼︎うえやま

そこで働きながら暮らすということですか?


◼︎達さん

wwoofの受け入れは、農家によって違いますが、
短いところで5日間くらいからなので、
1カ所でそれくらいはいることになりますね。
ただ、自転車での行程に遅れがでると
受け入れてもらう農家に迷惑がかかるので
こうした旅に組み込む難しさがあります。


◼︎佳香さん

なので、1~2回くらいかなにしておこうと思っています。
その他は、ユースホステルとかにも泊まる予定ですが、
それは子どもたちの体調がすぐれない時や、
あくまでご褒美的なものなので、
基本はキャンプになると思います。

 
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