10月25・26

山口県岩国市 「掛け橋」にビビッ!?

広島の怪しいビジネスホテルを朝9時前に出発、今日は夕方からの岩国での講演に間に合うように走らなくてはならない。約50キロの道中、宮島にある世界文化遺産の厳島神社に参った。自然を崇拝して山などを御神体として祀り周囲の環境と一体となった様相は、日本文化と日本人の心情そのものだ。大鳥居は海上にあるため海水だけでなく潮風や台風により倒壊の危機にあるというが、幸いなことに平安時代から800年近くたった今もその姿を残している。各地から修学旅行生が、世界からは観光客がたくさん訪れていた。遅いお昼に名物「あなごめし」を食べた。名物にうまいものなし、というがうまかった!

午後2時過ぎに山口県に入り夕方6時、岩国市役所主催の「国際交流ボランティア講演会」へ。外国人のホームステイ受け入れなど、普段熱心な活動をしている方々ばかりで頭が下がる。講演後は市役所の方に食事に連れて行っていただいたが、岩国が好きで仕事をされているのが伝わってきてとても嬉しかった。岩国といえば錦帯橋が有名だが、今回呼んでいただいたのも担当の方が「夢の掛け橋プロジェクト」を耳にした時、ビビッと「掛け橋」=「錦帯橋」と反応してしまったのだという(笑)。何がきっかけとなるかわからない。

翌日山口へ走る予定だったが、半世紀毎に行われる「錦帯橋架け替え」事業中をなんとしてでも見たいと言うと、市役所の三原さんが案内をしてくださるという。やった!三原さんはドミニカ共和国へ青年海外協力隊で行った経歴の持ち主で、たくさんの留学生を受け入れている気さくな人。「錦帯橋は五連の太鼓橋で日本三名橋の一つ。構造部は巻き金とカスガイのみを使用した組木の技術で、使用されている木材は……」とガイド顔負けである。まさにこうしている今も、誇り高い職人たちによって錦帯橋架け替え事業が進められている。半世紀に一度しか行われないこのタイミングで岩国に寄れたのも幸運であった。

三原さんと握手をして別れ、山口へ向けて出発した。が、どうにもこうにも士気が上がらない。午後3時という遅い出発に加えて雨がぱらつき始めたのを言い訳に、30分も走らないうちに三原さんに電話をしてしまった。「あのぅ、今日やっぱりお世話になってもいいですか……」 これじゃあ世界一周中と同じパターンだ(笑)。しかし快くゲストルームに招待
してくれた!そして焼肉までご馳走になってしまった。……すみません。

日本だけでなく世界中で「いい意味のプライド」を持って自分の土地や文化を紹介されたりおもてなしを受けたりすると、今度はそれを伝えていこう、さらに伝えていかなくてはならない、という気持ちにさせられる。次は山口市。どんな出会いが待っているのだろうか。

山口での様子はこちら!