10月27〜29

山口市

初めてお会いする中野さんとは初めての気がしなかった。内閣府(以前総務庁)による「青年の船」事業の先輩である。

彼は中国電力に勤める会社員だが、同時に山口大学の講師、IYEOをはじめボランティアで県内の国際理解教育活動、NPO法人山口まちづくりセンターで活躍する二児の父でもある。仕事も時間もすべて自分でコントロールし、決して言い訳をしない。山口市ではとにかく中野さんのあつ〜い意思と行動力に圧倒された。中野さんのご家族が暮らす築100年の農家型「民家再生」住宅にお世話になった(写真あり)。

28日の山口大学附属小学校では熱心なPTAの方々の働きがけで、全校児童とたくさんの保護者にもご参加いただいた。子どもたちは反応が元気&素直すぎて大変……。動物の写真が出てくるとみんな「おおーっ!」「わーっ!」っと騒ぎ出す。イモムシの写真が出てきた時なんかは、もう頭を抱えて「きゃ〜っ!!」と叫んでいる(笑)。一時間だったが、ジャングルの中で講演をしているようでヘロヘロになった。しかしこれが本来の子どもの姿なのだろう。当日サイン会をさせていただいた上に、後日改めてPTAから30冊もの『やった。』のご注文をいただいたのも異例なことだった。子どもたちがこの恵まれた環境が当たり前ではないことに気付き、精一杯可能性を伸ばす努力をすることを祈る。

29日は山口大学教育学部の国際文化コース、中野さんのクラスが中心に集まってくれた講演会。アジアや南米からの留学生を含むこれまた熱心な学生たちと2時間近く続いた。世界一周中に走った国の留学生と話していると、一瞬にして当時の記憶がよみがえる。この感覚はうまく表現できないが、忘れてしまった気がしても確実に自分に存在しているのはすごい感動である。留学生たちはさまざまな不自由の中、元気にやっていた。

山口市では普段仕事をされている中野さんや国際青年交流機構のみなさんが折衝、予算、告知といった地道な講演会準備を進め実行、「平日に時間を作って」瑠璃光寺五重塔や日本最大のカルスト大地・秋吉台を案内してくれ、同じ会社員として胸を打たれた。仕事はさせられるのではなく自分が作るものだと改めて教えられる。

古い街並みや商店が残る、水のおいしい山口の様子はこちら
 
10月30日、国道9号線を南下していると、なんと世界一周から帰国して3日目の石田裕輔君にでバッタリ(午後1時ごろ)!彼は僕とほぼ同時期に旅発ち、今の今まで7年間に渡り10万キロ近く走っていた。無事帰国おめでとう!
この日、関門トンネルを走ってついに本州を後にした。