12月23

アツ〜イ沖縄の「めんそーれ!」(いらっしゃいませ、の意)
沖縄編その3

小学生からよく「自転車で世界一周したとき、海はどうやって渡ったのですか?」という質問を受ける。大人はすぐ「飛行機や船を使ったんだろう」と考えるが、子どもたちは本当に素直だよなぁ・・・と思いながら、今回も徳之島(鹿児島県)から沖縄へフェリーで上陸した(笑)。風が吹き荒れものすごく寒い夜、フェリーを下りると松丸君が迎えにきてくれていた。彼が今日、12月23日の「第三回 情熱家展」の講演に呼んでくれている、面倒見のいい謙虚な好青年である。

「情熱家展」は主に沖縄に住む「情熱家」が小中高大学生、その親を対象にプレゼンテーションをし、みんなの可能性を発見していってもらいたい!というアツイ企画だ。今回の会場は、マスターの愛情と情熱がたっぷり込められた本格的沖縄風パスタをいただける、宜野湾市の「パスタ茶房ズムズム」である。講演会のあと、おいしいパスタを食べながらゆんたく(おしゃべり)するという粋なイベントである。パスタは大好物なので、すごくうれしい!当日は「とんちんかんスープスパ」「パスタ鍋」「スパグラ」などヘルシーで変わったメニューが盛りだくさん!デザートの特製「胡麻プリン」は最高だった!ぜひ皆さんも沖縄へ行ったときは味わってください。

「情熱家展」にはアツ〜イ若者や親子連れが、30人ほど集まってくれていた。みんなで床に座ってアットホームな雰囲気である。沖縄在住のお母様からご質問をいただいた。「ないちゃー(内地=他府県の人)はみんな、うちなー(沖縄)のことをとてもいい!って言うんだけど、世界をまわってきて坂本さんはうちなーをどう思います?」というものだった。実際、情熱家展に来ていた人にはないちゃーが多かった。

難しい質問である。一言でいえば「とてもいい」し、同時に「他と変わらない、普通」でもある。僕は大変失礼かと思ったが、まず「他と変わらないと思います」と答え始めた。世界中いいところだけの国はないし、どんな土地だって見方次第でいいところを見つけることができる。平和の中で暮らしていると平和を感じることが難しいように、「有り難い」ことをつい「当たり前」に感じてしまい、外に刺激を求め満足しようとする傾向が人間にはあるのだ。「いい悪い、幸せ不幸せというのは結局、環境ではなく自分が決めている。見方ひとつである」(=どこの土地でも普遍的なので)という意味で「他と変わらない」と。世界中の人と出会って、「幸せとはその環境・境遇を100%受け入れているかどうかによって決まる」と感じていた。日本の特に若い人たちにはまず、自分の暮らす土地、家族、友人、会社、学校という単位にいい意味の誇りを持ってもらいたい。誇りを持てなかったら、人や環境のせいにせず自分で誇れるように変えていったらいい。外に出て祖国や故郷を悪く言う日本人がいるが、悲しく思う。生涯、平和を体験せずに亡くなっていく国の人だっているのである。「旅ができる」という選択肢があること自体、奇跡なのだ。まず自分の足元を見よう、外もいいが内も見よう、そんなメッセージを伝えたかった。

そして沖縄が「とてもいい」のは、いたるところで語り尽くされているように文化、食べ物、気候、時間の流れや独特の暮らしなど、実際素晴らしい物がたくさん存在するからだ。これまでのメルマガに書いてきたとおり、人、出会い、食べ物、自然など、やっぱりうちなー(沖縄)は「人間らしくて」いい!のであった。

情熱家展のみなさん、22、23、24、25日と連日講演会に駆けつけてくれた松丸君、ありがとうございました。そして「パスタ茶房ズムズム」のマスター、ごちそうさまでした!
 

――年が明けた2003年2月、松丸君が出身地である福岡県大牟田市に帰省するというので、お世話になった「やらかすばいプロジェクト」(メルマガvol.45)に声をかけると、Eさんはじめみんなが彼のためにお好み焼き屋「あうん」で集まることになったと聞いた。その夜、松丸君から留守電に興奮気味にメッセージが入っていた。「達さん、本当に素晴らしい方たちを紹介してくださって、本当に本当にありがとうございました。本当に感動しました。本当にありがとうございました……」と。ひとつの出会いが、さらなる新しい出会いへとつながっていくのが何より嬉しい。

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(つづく)