12月4日・5

鹿児島県 その1 「しったい だれもしたぁ〜」

宮崎での講演会に都城市国際交流推進室の人が来てくださり、「都城を通るならぜひ寄ってください。市役所の1階です」というメールをいただいていた(12月1日付で掲示板にも書き込みありがとうございました)。以前からの予定通り、宮崎市から都城経由で鹿児島県へと向かった。メールの通り市役所に立ち寄ったら、カウンター越しに「あ、ホントに来たんですか!?」と追い返されるのがオチと知りながら顔を出すと、室長はじめ6、7人総出で迎えていただき、おいしいお茶に大好きな和菓子までいただいてしまい、写真撮影から来年の講演のご依頼まで頂戴してしまった。中国人やモンゴル人の職員もいて、文字通り千客万来の「国際交流推進室」であった。早くも来年が楽しみである。

出発が遅れた午後2時、都城から山越えルートで鹿児島県隼人町へ。車通りの少ない県道を黙々と上っているとランナーズ・ハイ状態になり、上っている感覚がなくなった。しかしすっかり時刻も遅くなってしまい夕方5時、もう暗くなり始めた。目的地の隼人町までまだ20キロ以上ある。明日は隼人町で講演なので、なんとしても今日中に到着しなくてはならないのだ。街灯もない初めての山道を、懐中電灯ひとつで20キロも走るのは考えただけで気が遠くなる。とにかく限界まで走るのみと無心にペダルをこぎ続けていると、急に下り坂になった。お?下りか?それも永遠と続いている??? それから時速50キロくらいで下り続け、あっという間に隼人町に着いてしまった。真っ暗になる前に目的地に到着することができたので、「こりゃサムシンググレートだ!」と大いに感動したが、よく考えれば上るのに一生懸命でどれだけ標高を稼いだか頭に無かっただけなのだった(高度計を見るのも忘れていた)。本日の走行約90キロ、曇りで弱い向かい風。

この日は元池さん宅にお世話になった。元池さんは兵庫県三田市の「わくわく ちじょうの hoshi」のヒロコさん(今回登場3回目)のご実家であり、明日の日当山中学校での講演のアレンジもしてくださっているのだ。元池さんに近所の日当山温泉に連れて行っていただいたので、無理した膝をゆっくり癒すことができた。膝が痛んだ時にこうして温泉が現れてくれるのに感謝する。

夜、おいしい晩ご飯をいただいていたらヒロコさんからファックスが入った。
“世界中で言葉を覚えてきたたっちゃんだったら、明日の講演はこの鹿児島弁でつかみはOKね。「しったい だれもしたぁ〜」 わかった?” と発音のアクセントまで表記してある。鹿児島弁で「あちこち動き回ったので、疲れてしまった〜」というニュアンスだそうだが、直訳はできないという。自転車で走り回っているので僕にピッタリだ!と何回も練習したのに、当日すっかり忘れてしまった。ヒロコさんの周りは、みんなあたたかくて気さくな人たちばかりなので元気がでる。どうもありがとうございました!

日当山中学校、元池さんとの写真はこちら