7月21

ガイアシンフォニー(地球交響曲)の龍村仁監督との対談講演「自転車に夢を乗せて」当日である。

炎天下の中、自転車で全身に汗をかきながら中野のホールに駆けつけると間もなく監督も自転車で到着した。短パンにTシャツ姿で汗をぬぐい、手を振っている。打ち合わせも無く今日を迎え、一体どうなるんだろうという不安が吹き飛んだ。「大丈夫、シンクロする」

打ち合わせのレストランに行くと20名ものガイアスタッフがミーティングしていた。やはり緊張する。一体どうなるんだ。僕はアップルジュースを注文した。数分遅れで監督が着席すると、同じようにアップルジュースを注文した(笑)。 監督は同じものが2つ運ばれてきたことに最初驚いたが、「シンクロするんだよな」とあたり前のように笑った。やっぱり今日は大丈夫だ!
 
会場設営を終えた時すでに長蛇の列ができており、受付け、本の販売、誘導、託児所など沢山のスタッフがぬかりなく動いてくれていた。改めて思う「一人じゃ何もできないんだ」。暑い中、実に沢山の方にご来場いただいている。

最初、自転車世界一周のスライドショーを20分ほどおこなった。
そのイメージをもとに監督との対談が始まった。食べ物の事、危険だった時の事、現地でのコミュニケーション、支えてくれた母親の事、夢の掛け橋プロジェクトのことなどなど……(当日の講演の様子はネットで配信する予定です)。 質疑応答を含め2時間が、あっという間に過ぎてしまった。喋ったのではなく、会場400人近くの方々と監督に「喋らせてもらった」という方が正確だった。

世界を走って体験した感動は多種多様で物凄いものもあったが、「多分伝わらないだろう」「体験が無いからわからないだろう」というあきらめからほとんど口にせず記憶の奥底にしまっていた。監督はそんなことをどんどん引き出してくれ、わかりやすく話してくれたのだった。特に支え続けてくれた母親の存在に関しての気づきは深いものがあった。一人で講演するのとはまったく違うエネルギーの交換があり、体験が立体的に統合されていくような体験だった。もう一時間は話していたかった。

暑い中、遠くは丹後、関西、北海道からも駆けつけて下さった皆様、様々な仕事を抱えながら時間と労力を惜しむことなくこのような温かい会を準備・実行して下さった関係者の皆様、龍村仁監督とゆかりさん、そしていつも支えてくれている両親に心から感謝致します。