7月24

ワールドカップ開催中に日本、イングランド、トルコ、サウジアラビアなどの選手が宿泊した浦和の「ロイヤルパインズホテル」にて、昼まで原稿&事務仕事をしてから出発。チェックアウト時、わざわざ営業部長がご挨拶に来てくださる。「大切な自転車とお聞きしております」。昨日の「むぎぐみ」の人が配慮してくれているんだ。みんなに後押しされ、いい再スタートが切れる。関東での2週間にわたる活動が一段楽し、これから信州へ向うのだ。

昨日は西東京の実家から南浦和までの30キロの間で、トレーラーに幅寄せされガードレールとの間に挟まれそうになりヒヤッとした。わざとやっているのが明らかなのでカチンときて大声で(ここには書けない)罵声を浴びせると、それだけで怒りが半分におさまる。身体(行動)と心はつながっている証しだ。「トレーラーは幅寄せしてくるものだ」「何事も起こり得る」と思っていれば安全な走行方法が思いつく。今日は用心深く国道17号線で群馬県の高崎市へ向う。

日没近くまで走り続け約70キロ。宿はどうしようか…国道沿いでキャンプや民家にお世話になれる雰囲気ではない。高崎の10キロ手前で「素泊まり」宿を発見。しかし4700円は高い。僕の値段はどう頑張っても4000円だ。他に選択肢はないので仕方なく払おうとしたら、「自転車だから」と4000円にしてくれた(笑)。一日の終わりにこんな出会いがあると疲れも吹き飛ぶ。単純なものである。

夕食は近くの中華料理屋ですまそうと、冷やし中華&チャーハンの定食を頼んだ。水を良く飲む僕を見て、店員はメニューにあるウーロン茶をサービスしてくれた。こんなことでも元気が出てくる。

「いやあ、今日はラッキーだったな」と外に出て空を見上げると、満月である。そうか、満月の時は幸運が続くんだっけ。

宿の部屋へ戻って何気なくテレビのスイッチを入れると、ある発明家が「偶然は準備のない人を助けない」というパスカル(仏)の言葉を引用していた。なるほどその通りだ。僕も用心深く物心両面の準備を怠ることなく、偶然や運を味方につけられるようにしなくてはならない。