9月13

天橋立 京都府宮津高等学校

日本三景の1つ、天橋立までやってきた。宮津高等学校は天橋立から自転車で10分ほどの所。『やった。』を読み、熱いラブコールを送り続けてくれた国際理解教育部の先生と調整を重ねて実現した。

学校は文化祭・体育祭などの行事が多く組み込みに難航し、僕は距離が離れているため自転車のルートや日程の調整を繰り返した。結局高校3年生と国際コース2年生の計250名が講演に参加してくれることになった。「環境や人のせいではなく、物事はすべて自分次第だった」「大勢の人に支えられて初めて目標が達成された」「当たり前ということは何一つ無かった」…ということを体験を交えて伝えた。受験や推薦、就職を目前にした生徒たち、国際理解を深めようとする生徒たちに少しでも何か持ち帰ってもらえただろうか。

約70分、みんなおとなしすぎるぐらい素直に聞いてくれたので最後の質問タイムには手が挙がらないかな、と思ったが2年生までがんばって質問してくれた。「一番つらかった時はどんな時ですか。どうやって克服したのですか?」いい質問だ。勇気を出して行動すれば必ず自分に返ってくる。彼は質問後、ひときわ輝いた顔をしていた。この一歩を踏み出せるか否かが、その後大きく変わってくるのだ。ぜひみんなに体験して欲しい。

宮津高等学校での講演後、僕のHPの掲示板に「kuta」君が書き込みをしてくれた(10月13日)。続いて何人も書き込みをしてくれているが、「jouji」君の書き込みには驚きを通り越して感動すら覚える。
「…日頃僕たちも約10キロの道のりを自転車で通学しているのですが、最近はただしんどいだけで、ただ無心にペダルをこぐといった毎日だったのですが、達さんの講演以来、考え方が変わりました。一見変わらないように見える景色も、よく見ると、日ごとに少しずつ違った顔をみせてくれるのです。そして確かにそこに僕たちの文化の息吹を感じるのです。どうやら達さんが見てこられた数々の景色、文化に劣らないくらい、我らが日本には、京都府には、宮津市には、魅力がいっぱい詰まっていたようです。そのことに気付かせてくれた達さんには感謝をしています。…」
すごい感受性である。僕は日頃この国に足りないのは自国に対する(いい意味での)プライドであると感じていたが、一人でも「jouji」君のような人が増えることを心から願う。四季折々の自然の美しさ、食べ物の豊かさ、人々の勤勉さ、感受性の鋭さ、特有の言いまわし、日本独特の文化……我々は実にたくさんの素晴らしい物を持っている。つい外や新しい物ばかり見る癖があるが、「本当にいいもの」は意外に身近にあるものだと思う。身近な人や物を大切にすることで見えてくることも多いのだ。

いただいた感想文を読むと「すべて自分次第である」と感じていた生徒が多かったのが印象的だ。自分の見方次第で物事が変わっていき、自分の考え方一つで運までも引き寄せることができるのだ。僕も自分に言い聞かせるようにして読ませていただいている。


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